ゆり子氏が投稿削除?三選出馬会見直後に謎の1万円DM騒動、詐欺か真相かを徹底検証

都知事選で3期目出馬を表明した小池百合子氏。その直後、配信者が「検証に使った小池氏の投稿が消えた」と報告し、実際に「この投稿はありません」と表示されたという。さらに会見からおよそ2日後、「小池百合子様からのダイレクトメッセージ(DM)」が届き、「1万円…」を匂わせる文面があった、という証言も紹介された。にわかに耳目を集める出来事だが、ここで冷静に整理しておきたい。

まず考えられるのは三つの可能性だ。①陣営のSNS運用上の整理(選挙モードに合わせた過去投稿の非表示や削除)、②誤情報・権利関係などの懸念による一時非公開、③第三者による「なりすまし」詐欺。特に③は要注意で、首長や著名人の名を騙り、寄付・給付・ポイント配布を装って小口の送金や個人情報の入力を誘う手口が各所で報告されている。

覚えておきたいのは、公式がDMで金銭を直接求めることはまずないという常識だ。献金やボランティア募集は、公式サイトの専用フォームに一本化されるのが通例。怪しいDMの特徴は、短縮URLや外部ウォレットへの誘導、今すぐの送金を迫る言い回し、不自然な敬語や誤字、認証マークやドメインの不一致など。「1万円」という具体額で関心を引くのも常套手段だ。

一方で、選挙序盤に過去ポストを見直す“棚卸し”自体は珍しくない。発信の焦点を合わせるための運用判断だろう。ただし説明が乏しければ疑念は膨らむ。公職を目指す側には、投稿の扱いと寄付窓口の一本化、問い合わせ先の明示など、情報発信の透明性が求められる。

読者の自衛策はシンプルだ。アカウント名と公式認証、リンク先ドメインを二度確認。必ず公式サイトから逆引きする。即断で送金しない。不審なら家族や知人に相談し、証拠としてスクリーンショットを残す。1万円は生活に直結する大金だ。「あれ?」と思ったら一拍置く——それが結局いちばん身を守る近道である。続報があれば追ってお伝えしたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です